こんにちは!運営者の氏家です。
秋の深まりとともに、登米市地域おこし協力隊の松浦さんにとって非常に大きな節目となる時期を迎えました。今回は、インスピレーション溢れる9月の活動から、10月の新たな門出までをまとめてお届けします!
「手触り」を巡る福島への旅
9月、松浦さんは「みやぎ森林・林業未来創造カレッジ」の研修で福島県内の企業4社を視察されました。この研修のテーマは、まさに「手触りに出会う旅」。
現地では、以下のような様々な素材に直接手で触れ、その感触を確かめられたそうです。
- 樹苗を育む豊かな土の感触
- 天然乾燥とアク抜きにこだわった、木目が美しい「光る桐」(会津桐)の光沢と手触り
- ミニ畳ワークショップで触れたイグサのあたたかみ


松浦さんは、人間が自分の手で直接触れて「心地よい」と感じるものには、ホッとするような「ぬくもり」があるのだと改めて実感されたとのこと。木を活用した様々な手仕事に触れた経験は、新しい作品づくりの大きなヒントになったようです。
想いを木に宿す。世界にひとつの「ペット肖像画」
木との対話を続ける松浦さんが現在力を入れているのが、大切なペットの写真をもとに原画を作成し、命を吹き込んでいく「世界にひとつだけの肖像画(木象嵌)」の制作です。
材料には、絵の具ではなく天然木の薄い突板(つきいた)を使用しています。天然木が持つ自然の色と美しい木目をパズルのように組み合わせることで、動物たちの愛くるしい表情や毛並みを見事に表現。樹種によって異なる木の硬さに合わせ、ひとつひとつのピースをデザインカッターで切り抜くという、非常に根気のいる手仕事です。 犬を中心に猫や馬などの肖像画も制作されており、完成した作品は時が経つほどに木の色が深みを増し、ご家族の人生とともに味わいを深めていく特別な宝物になります。


3年間の集大成、そして「登米物語 第2章」へ
そして9月30日をもちまして、松浦さんは登米市地域おこし協力隊(木工芸支援員)としての3年間の任期を満了し、無事に卒業の日を迎えられました。



振り返れば3年前、人や風景、お祭り、食べ物、そしてニホンカモシカに至るまで、何もかもが「はじめまして」から始まった登米市での生活だったそうです。 子どもたちと同じ目線で楽しんだ木工ワークショップ、地域を彩った色鮮やかなウェルカムボードの制作、そして横山不動尊の青銅五重塔など地元の風景を切り取った繊細な木の切り絵。コツコツと積み重ねてきた活動が多くのご縁を育み、「今日の自分」につながっていると、松浦さんは感謝とともに振り返っています。
【森の切り絵工房 あるとこ】本格始動!
10月1日からは、いよいよ松浦さんの「登米物語 第2章」の幕開けです! 松浦さんは卒業後も登米市に残り、【森の切り絵工房 あるとこ】として、木の切り絵や木象嵌作品の制作活動を続けていくことになりました。

この「あるとこ」という素敵な工房名は、物語がはじまる言葉「むかしむかし『あるところ』に…」に由来しているそうです。松浦さんの生み出す作品を通じて、飼い主さんとペットの新しい物語が始まってほしいというあたたかい願いが込められています。
今後は、新しいInstagramアカウント(@altoco_koubou)にて、秋の出店イベント情報や作品紹介などを発信していくとのことです。オーダーのご相談もこちらのDMで受け付けているそうです。
松浦さん、3年間本当にお疲れ様でした。そして、ここから始まる新しい挑戦を、皆さまもぜひ一緒にあたたかく応援していきましょう!
